リダイレクトループ解決!原因と対処法とは?
「リダイレクトが繰り返し行われました。」というエラーに遭遇し、ウェブサイトにアクセスできない、そんな悩みをお持ちではないですか?
本記事では、リダイレクトループが発生する原因や、リダイレクトの仕組み、種類について解説します。さらに、エラー発生時の対処法を、閲覧者の立場から詳しく説明します。
ページの再読み込みから、Google Chromeのシークレットモードでの閲覧、Cookieの削除まで、具体的な手順を紹介します。また、Cookieを削除しても解決しない場合の対処法についても触れ、リダイレクトループの原因究明と解決に役立つ情報を網羅しています。ぜひ、本記事を参考にして、ウェブサイトへのアクセスをスムーズにしてください。
「リダイレクトが繰り返し行われました。」エラーの原因
リダイレクトとは、ウェブサイトのページが移動した場合や、ログイン後に元のページに戻る際に利用される機能です。しかし、設定ミスなどの理由でリダイレクトが繰り返し発生し、最終的な目的地にたどり着けない場合があります。この現象は、リダイレクトループと呼ばれます。
リダイレクトループが発生すると、ブラウザは適切なページを表示することができず、「(サイト名)でリダイレクトが繰り返し行われました。」といったエラーメッセージが表示されます。
例えば、次のような設定がされている場合、リダイレクトループが発生します。
・ページAの設定: ページBへリダイレクト。
・ページBの設定: ページCへリダイレクト。
・ページCの設定: ページAへリダイレクト。
リダイレクトループは、多くの場合、ウェブサイト側の設定に問題があるために発生します。しかし、閲覧者側でも対策できる場合があります。それぞれの対処法について解説します。
リダイレクトとは?仕組みと種類
ウェブサイトのアドレス(URL)を変更した場合、古いURLでアクセスしてきたユーザーは、目的のページにたどり着けません。そこで役立つのがリダイレクト機能です。リダイレクトとは、あるURLにアクセスしたユーザーを、別のURLへ自動的に転送する仕組みのことです。ページ移転時にリダイレクトを設定しておけば、移転前のURLにアクセスしたユーザーを、移転後の新しいページへスムーズに誘導できます。これにより、ユーザーは目的のページにたどり着け、サイト運営者はアクセス数の減少を防ぐことができます。リダイレクトの詳細については、別の記事で詳しく解説しています。
閲覧者向け:エラー発生時の対処法
リダイレクトループは、ブラウザがサーバーから受信した情報に基づいて、同じページに何度もリダイレクトを繰り返してしまう現象です。このループは、ブラウザ側のCookieが原因となるケースがあります。Cookieには、ユーザー情報やログイン情報などの重要な情報が保存されており、このCookieによって、サイト側のリダイレクトとブラウザ側のリダイレクトが相互に影響し合い、ループが発生することがあります。
この問題に対処するために、以下の3つの対策を試すことができます。これらの対策は、難易度が低い順に紹介されていますので、順番に試してみることをお勧めします。
・ブラウザのCookieを削除する
・ブラウザのキャッシュをクリアする
・サイト管理者に連絡する
ページの再読み込みとブラウザの再起動
ウェブページの読み込み中にエラーが発生した場合、ページをリロードすることで問題が解決することがよくあります。エラーページには、通常「再読み込み」ボタンが表示されます。このボタンを複数回クリックすることで、ページの再読み込みを試みることができます。それでもエラーが解消されない場合は、パソコンの場合はF5キー、またはShiftキーとF5キーを同時に押すことでページをリロードできます。スマートフォンでは、ブラウザによってリロード方法が異なります。以下に、一般的なブラウザのリロード方法をいくつかご紹介します。
Google Chrome (PC/Mac)
ウェブページを最新の状態に更新するには、リロード機能を使用します。リロード機能は、ブラウザがウェブページをサーバーから再度取得し、最新のコンテンツを表示することを意味します。これにより、ページの更新内容、変更された情報、または最新のデータを表示することができます。
リロード操作は、通常、アドレスバーの横にあるリロードアイコンをクリックまたはタップすることで実行されます。リロードアイコンは、円形の矢印で表されることが多いです。リロード機能は、ブラウザのメニューから選択することも可能です。多くのブラウザでは、画面右上にあるメニューアイコンをタップし、ドロップダウンメニューから「リロード」を選択することでリロード操作を実行できます。
・アドレスバーの横のリロードアイコンをタップ – URLが表示されているアドレスバーの右側にある「リロード」アイコン(円形の矢印)をタップします。
・メニューからリロード –画面右上のメニューアイコン(三つの縦の点)をタップし、ドロップダウンメニューから「リロード」を選択します。
シークレットモードでの閲覧を試す
ウェブサイトの再読み込みや再起動を試しても問題が解決しない場合は、シークレットモードの使用を検討しましょう。シークレットモード(プライベートブラウジング)は、ブラウザが閲覧履歴、クッキー、サイトデータ、フォーム入力などを保存しない特別なモードです。これにより、リダイレクトループの原因がユーザー側の設定に起因していないことを確認できます。
シークレットモード(プライベートブラウジング)の利用方法は、パソコンとスマートフォンで異なります。それぞれの手順を以下に示します。
・パソコン
・スマートフォン
これらの手順を試すことで、リダイレクトループの原因を特定し、解決できる可能性があります。
Google Chrome (PC/Mac)
シークレットウィンドウは、閲覧履歴やCookieなどの情報を保存しないプライベートなブラウジングモードです。シークレットウィンドウを開く方法はいくつかあります。
・メニューから起動
ブラウザの右上にある三つの縦の点(メニューボタン)をクリックし、「新しいシークレットウィンドウ」を選択します。
・キーボードショートカット
Windowsでは`Ctrl + Shift + N`、Macでは`⌘ + Shift + N`を押します。
Google Chrome (Android, iOS)
ブラウザのメニューからシークレットタブを開くには、以下の手順に従います。
まず、画面右上の三つの点(メニューボタン)をタップします。
次に、表示されたメニューから「新しいシークレットタブ」を選択します。
サイトのCookieを削除する
シークレットモードで問題が解決する場合は、Cookieが原因となっている可能性があります。ChromeブラウザでCookieを削除する方法をご紹介します。Cookieはすべて削除することもできますが、リダイレクトの警告とは関係のないウェブサイトのIDやパスワードなどの情報も削除されるため、特定のCookieのみ削除することをおすすめします。
特定のCookieを削除する場合は、Cookieを削除したいウェブサイトを閲覧中に、ブラウザのURLの前の鍵マークをクリックします。情報メニューが表示されるので、「サイトの設定」に進みます。スマートフォンの場合はゴミ箱マークから、PCの場合は「データを削除」ボタンをクリックすると削除が完了します。再度問題のURLにアクセスして、問題が解決したかどうかを確認してください。
リダイレクトエラーの解決方法
「リダイレクトが繰り返し行われました。」エラーは、Webサイトへのアクセスを妨げる厄介な問題です。この記事では、このエラーの原因や対処法を解説しました。ブラウザの再読み込みやCookieの削除など、簡単な手順で解決できる場合もあれば、サイト運営者側で設定を見直す必要がある場合もあります。エラー発生時は、この記事で紹介した方法を試して、快適なWeb閲覧を再開しましょう。